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朝晴れエッセー 娘の三回忌を終えて

朝晴れエッセー

 

     娘の三回忌を終えて

 

 

 「この家に来て一番よかったことは、ママに会えたことだった。

  ママのことは絶対に忘れないからね」

 

 5歳になったばかりの娘の言葉を、私は忘れることができません。

 

 その後、「死にたくないね。死んだらどうなるの」

をよく口にするようになりました。

 

 1ヵ月後、突然の高熱で娘は天国へと旅立ちました。

インフルエンザ脳症でした。

 

 結婚14年目に授かった一人娘を、私は溺愛しました。

おしゃれで活発、娘のえくぼの笑顔を見ると元気になり、

幸せな気持ちになりました。

 

 亡くなってから「ママありがとう」と書かれた手紙を

見つけました。そしてふと思い出したのです。

 

 熱の出る数日前、「ママの友達に手紙を書きたい」

と言われました。

私は娘の書いた文面を読むことなく投函しました。

友人によると「ママをお願いします」とあったそうです。

 

 娘は自分の死を予感していたのでしょうか。

そんなことをたまに考えます。

 

 娘を亡くしたあの日から、私の半身は死んだのだ

と思っています。

娘のことが頭から離れず、悲しみが癒えることはありません。

 

 しかし、三回忌を終えて、ようやく私に残された人生を

つらくても大切にしなければ、と思うようになりました。

 

 いつか娘にあちらの世界で再会できたら、

「ありがとう」と伝えたいのです。

 

 島田麻子(47)主婦 埼玉県桶川市

 

 

             I.N.O

                        (今・・・何を・・・思う・・・)

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産経新聞から掲載の権利はとられましたか?
| 産経読者 | 2020/05/05 11:50 AM |
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